【 人物指定バトン 】
いつもの如く(笑)、Ξさん宅【Rising Blue Lightning】から頂いて参りましたー!
指定された人物にどきどきです…!
…ちなみに小話は微妙に異世界トリップバトンの続きの設定になってます(笑)
人物指定→ピクシー(ACE COMBAT ZERO - THE BELKAN WAR -)
1.朝、起きたらピクシーが隣に寝てました。さてどうする?
「―――(思考停止)―――」
自分以外の体温にぼんやりと隣を見て見つけた姿に、思わず思考が停止する。
【小説ちっくな小話そのいち】
停止。
停止。停止。
思考―――再開。
「―――ぅごふっ!?」
訂正。再開した瞬間の叫びを抑えきれずに手でばしんっと自分の口を押さえた。
間抜けな声が上がる。結構痛い。
あたしはそろそろと口から手を放しながら、まじまじと隣の人物を見た。
その人物は、どこからどう見ても、
(…ピクシー、だよねえ…?)
そもそもこの現代日本において、仮にも結婚前の女子の部屋に朝起きたら男が居るなどという事態がおかしいのだが、ともあれその現れた男、というのが顔見知りであったのであたしは別の意味で混乱した。
(なんでピクシーがあたしの部屋にいるの…?)
考えようにも、だめだ。寝起きのせいもあって頭が働いてくれそうになかった。
とりあえずあたしは考えることを放棄して、眠っているピクシーの寝顔を見つめた。
2.そんなことをしているとピクシーが目覚めた!どうする?
「えーと、おはようございますそれともぐっどもーにんぐ?」
ばっちりと目が合って、ごまかすようにへらりと笑ってそう言った。
【小説ちっくな小話そのに】
あたしと目が合ったまま、硬直したように動きを止めていたピクシーは、先程のあたしと同じように数秒の間の後にようやく声を出した。
「アンタ、は…?」
聞こえた言葉は、何故か英語ではなく日本語だった。
思えば前回の時も普通に皆日本語で話していたというか日本語に聞こえていたような気がする。
というか、前回の時はあたしはサイファーと同じ顔とかをしていたんだから、今のあたしにピクシーが気付かないのもまた道理か。
「ええっと、なんて言えばいいのかな…。」
そんなことを言いつつ、あたしは件のドッグタグを見せながら名前を名乗った。
―――忘れているが、現在二人はベッドの中に寝転んだ状態のままである。
なんてシュールな光景だ。
3.ピクシーに作ってあげたい自慢料理は?
ともあれ、腹が減っては戦は出来ぬ。
自慢料理を、とも思ったけれど、自慢できるほど料理の腕が良いわけでもない。
ここは大人しくあるものを使って作るしかない。
キッチンにある食材を見て、メニューは決定。
ここは欧米風に、ホットサンドなんて洒落てみましょう。
【小説ちっくな小話そのさん】
ホットサンドは二種類。
片方は卵にベーコン、それからチーズを挟み、もう片方はトマトにチーズを挟んだ簡単な中身ではあるけれど、その割には美味しい組み合わせ。
あたしはこれだけでも十分お腹一杯になるのだけど、ピクシーはさすがにそうはいかないだろう。
そう思って冷蔵庫の中から適当にフルーツを取り出してフルーツヨーグルト作成。
ふっ、我ながらこんなに凝った朝食を作るのなんてかなり久しぶりだわ…。
どことなく遠目になりながらも、出来上がった朝食をピクシーが居る居間へと運ぶ。
さすがご都合主義といったところか、今日に限って両親と兄はいなかった。
(ご都合主義…万歳…!)
お陰でこうしてピクシーと我が家で朝食などという不可思議な事態になったわけである。
「お待たせー」
あたしの声に、なにやら難しい顔で新聞を読んでいた(というか見ていた?)ピクシーが顔を上げる。
そしてあたしの並べた食卓を見て、少し驚いたように呟いた。
「料理…出来たのか…。」
ほっとけ。
4.ピクシーとドライブ、どこに行く?
「で、どこに行く?」
運転をピクシーに任せて、助手席に乗り込んだ。
「ピクシーとならどこまでも!」
と、言いたいところだが、とりあえず周辺のドライブといきますか。
【小説ちっくな小話そのよん】
「あ、ピクシー、日本って左側通行だから間違えないでね。」
うっかりそのまま欧米風に右側を行こうとしていたピクシーに忠告をして、あたしはふうむ、と考える。
「左側?…不便だな。」
「まぁ、普段右側通行してるピクシーからしたら不便だろうね。」
全く持ってその通り。
そもそも、なんで日本は左側通行なんだっけ?
いつだったかテレビで見たような気がするけれど、思い出せないし、まあいいや。
「こうして見ていると…さほど差はないんだな。」
「ん?うん…そうだね。世界が違うって言っても、ほとんど変わりないと思うよ。」
違うことと言えば、歩んできた歴史と、存在する国家の違い…くらいだろう。
この国に限定して言うなら、戦争がない、ということも加わるけれど。
もっとも、その平和もいつまで続くかなんていうのはわからないことだ。
…妙にシリアスな思考になっている自分に気付いて、あたしは首を振った。
「どうした?」
「ううん、なんでもなーい。せっかくだし、少し遊ぼっか。」
にこりと言ったあたしに、ピクシーは仕方ないな、とでも言いたげな苦笑を浮かべ、頷いた。
5.ピクシーがあなたのために歌ってくれるって
うーんうーん…なにがいいだろう。
そもそもピクシーがこっちの世界の歌を知っているとは限らないし…。
というわけで、あっちの世界にもあるだろう曲。
「よしこれだっ!」
そう言って入力したのは、前作のテーマの一つ、BLURRY。
【小説ちっくな小話そのご】
入力して送信してみて、ふと、この曲はもしかしてZEROの時代にはまだ出てないような…ということに思い至ったけれど、もう遅い。
前奏が流れ出し、ピクシーは少し驚いたような顔をしてから、笑った。
「なんだ、こっちの世界にもこの歌があるのか。」
それは、嬉しいような、懐かしいような、そしてどこか哀愁を帯びた笑顔。
あたしはしばしその苦笑のような笑みに見惚れて、こくりと頷いた。
マイクを握ったピクシーの声が、ごく普通のカラオケボックスの部屋の中に響く。
予想してしかるべきか、やはりその歌声は上手だった。
素直に聞き惚れる。
6.ピクシーがあなたに何かひとつしてくれるって!(時間は5分)
考え付かないのでノーコメントで…!すみませんすみません_| ̄|○|||
7.あなたがピクシーにひとつだけ何かしてあげられます。(時間は5分)
こちらも特に考え付かないので…。
8.次に回す人を5人までどうぞ!人物指定つきで
あとはお好きな方お持ち帰り下さいな。
【回答日2006/06/19(から6で停止してましたー;結局ノーコメントですみませんorz)】
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